前へ
次へ

鍼灸治療の仕組みと効果

鍼灸治療と耳にすると痛いと考える方が多いと聞きますが、これについては誤解といえます。現実の上で鍼灸を用いた治療で痛い状態をこらえて治療を受けている病を患っている方は多くないと考えられます。これについては、鍼灸治療の効果効能を熟知し、リラックスできて治療してもらっているからです。鍼については、太さ0.16〜0.18mmの鍼を活用します。頭髪でおおむね0.1mmですから、頭髪より幾分太いですがとても細く痛みも多くないです。鍼の原材料は折れづらいステンレス製の鍼を活用し、使い切りですので衛生的な側面でもセーフティーです。 灸に関してはもぐさを燃やし用います。原材料はヨモギで、かなり昔より薬草という形で用いられ、点火し易く消え易く、温度が適正です。加えてもぐさは温度がじりじりと上がっていきますので、たいして熱く感じません。それからダイレクトに皮膚にのせて燃焼させるのではなく、もぐさを筒に取り込み棒を利用することによって押し出し貼る間接灸を活用します。じわじわと温度がダウンしていくため気持ちが良い温熱に関する効果が続きます。 どういった効果があるかについてですが、まさに自然回復力を高くする作用です。 体は、弱っているところやトラブルがあると、ナチュラルに元来の健康的な状態を保ち、自分自身の力で克服しようという機能を持ち合わせています。鍼灸治療についてはこうした自然的治癒力をアップさせ、体内血液の流れ、免疫などの機能を該当者が持つ元来の通常の状況に戻すよう、人体に影響を及ぼします。 それから、鍼灸治療は痛みを抑制する鎮痛作用があるとされています。 鍼灸を実施することで、脳に対して痛みを阻止するホルモン物質が作成され、苦痛を脳へと伝達する神経経路を阻み苦痛を抑えます。さらに、患部の体内血液の流れをコントロールし、白血球を増やし、痛みに巻き込まれる物質を老廃物という形で出すアクションをします。

Page Top